ニュース 商業・サービス 作成日:2015年12月29日_記事番号:T00061234
テレビ番組制作会社の愛爾達科技(ELTA)は28日、2016年8月に開催されるブラジル・リオデジャネイロ五輪の台湾における放映権を獲得したと発表した。また、リオ五輪では初めてバーチャルリアリティー(VR)方式による中継放送を行うと表明した。開会式、閉会式、陸上、水泳、バスケットボールなどに導入する予定だ。29日付工商時報が報じた。
陳怡君執行長は、リオ五輪VR中継放送は100時間に上る予定と語った(28日=中央社)
VR放送を視聴するには対応端末を用意する必要があるが、現在市販されている製品は少なく、来年4月に発売が予定される宏達国際電子(HTC)のVR対応ヘッドマウントディスプレイ(頭部装着ディスプレイ、HMD)「HTC Vive」などが恩恵を受けそうだ。
また同社は来年第1四半期、OTT(オーバー・ザ・トップ。通信事業者のサービスによらずにコンテンツを提供する)チャンネルにおいて4K放送を提供し、五輪放送に向けたウォーミングアップとしたい考えだ。
なおELTAは2008年の北京五輪、12年のロンドン五輪、今回と3回連続で五輪放映権の獲得に成功しており、過去2回の中継ではそれぞれ、3,000万台湾元(約1億1,000万円)、6,000万元の広告収入を得ているが、リオ五輪ではこれが7,800万元に増加すると見込んでいる。
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