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飛行機から初日の出、感動の中プロポーズに成功


ニュース 社会 作成日:2016年1月4日_記事番号:T00061242

飛行機から初日の出、感動の中プロポーズに成功

 華信航空(マンダリン航空)が元日に運航した「初日の出観賞専用機」に恋人と一緒に搭乗した男性が、高度2万フィートの高さから今年最初の太陽を眺めて地上に戻った直後、感動冷めやらぬ中でプロポーズを敢行し、見事、彼女から「OK」の返事を得ることに成功した。


中華航空の初日の出フライトでも乗客158人が感動に包まれた。来年も必ず実施するという(1日=中央社)

 現在、旅行会社に勤める男性は、華信航空が台北〜台東間の初日の出フライトを運航することを知り、恋人と一緒に元日を空の上で過ごし、その流れでプロポーズをしようと計画。航空券を購入し、結婚指輪も用意したが、どの時点で計画を実行するかは決めていなかった。

 そしていざ当日、はるか上空から眺めた初日の出の美しさに感動したあまり、男性は飛行機を降りるやすぐに彼女の前でひざまずき、指輪を差し出してプロポーズ。同じように初日の出に感動していた彼女は、首を縦に振った。2人にとって今年の元日は一生の思い出となったことだろう。ちなみに華信航空の初日の出フライト航空券は1人4,606台湾元だった。

 なお、この日の朝は地上でも初日の出を見ようと大勢が各地の山や海岸に詰め掛けた。台湾本島で最も早く初日の出を拝めるとして「御来光イベント」を開催した台東県成功鎮の三仙台風景特定区には夜明け前に約6,000人が集結した。ただ、日の出時刻の6時35分ごろ、現地の空は厚い雲に覆われ、わずかに空が明るくなる様子しか目にすることができず、参加者の多くが失望して帰途についた。しかし、その約20分後、雲の切れ目から一筋の日の光が差し込み、諦めきれずに残っていた参加者から歓声が上がった。

 また太平洋を一望する美しい海岸線で知られる花蓮市の観光スポット、七星潭風景区にも1,000人以上が集まったが、ここも元日早朝は空が雲に覆われて初日の出を拝むことはかなわなかった。しかし、この状況を知った空軍花蓮基地はF−16戦闘機5機を出動させ、編隊を組んで着陸灯を点灯。失望する観光客に「疑似初日の出」を見せて喝采を浴びた。