ニュース 自動車・二輪車 作成日:2016年1月4日_記事番号:T00061262
台北市で開催された自動車の国際展示会、2016世界新車大展(台北インターナショナル・オートショー)が3日閉幕した。12月26日から9日間の延べ入場者数は24万人と、昨年の20万人を大きく上回り、過去最多を更新。会場での新車購入予約受け付けも5,500〜5,800台と前年比10%以上増加し、自動車市場にとって幸先の良いスタートとなった。4日付工商時報などが報じた。
世界新車大展は最終日も多くの人でにぎわった(3日=中央社)
ブランド別の予約台数ではトヨタが600台、レクサスが100台となり、計700台で最多。特に中型セダン「カローラアルティス」と輸入SUV(スポーツ用多目的車)「RAV4」の新型モデルの人気が高く、予約全体の約30%を占めた。
裕隆集団は、日産、インフィニティの総代理、裕隆日産汽車が420台、三菱総代理の中華汽車工業(チャイナ・モーター)が300台、自社ブランド「LUXGEN(ラクスジェン)」が350台と、グループ全体で1,000台を超える予約を受け付けた。
市場規模47万台、中台関係安定が鍵
一方、裕隆集団の厳凱泰(ケネス・イエン)執行長は29日、「(今月16日投票の)総統選挙の結果、政治情勢が不安定となれば、『42万台プラス5万台』の達成は難しくなる」と市場見通しに警戒感を示した。その上で「台湾にとって両岸(中台)関係の安定は必須」と強調し、次期総統に対し重視するよう呼び掛けた。
昨年7月8日〜2021年1月7日までに所有車を廃車にするか輸出し、新車に買い替えた場合、貨物税(物品税)5万台湾元(約18万円)を軽減するなどの内容を盛り込んだ貨物税条例改正案が6日に公告され、8日に発効する予定だ。自動車業界団体、台湾区車両工業同業公会(車両公会、TTVMA)は先月、貨物税条例改正案効果により、今年の市場規模は昨年の42万台から5万台増の47万台との見通しを示していた。
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