ニュース 金融 作成日:2016年1月5日_記事番号:T00061276
2016年最初の取引となった4日の台湾元相場終値は、昨年末比0.17元下落の1米ドル=33.236元と6日続落となり、約3カ月ぶりの安値を記録した。取引量は18億9,300万米ドルと、過去3カ月余りで最大だった。▽中国株の大幅下落を受けたアジア株の連れ安▽外資の流出▽アジア通貨の下落──が背景にある。5日付経済日報が報じた。
中央銀行(中銀)によると、台北為替取引市場は4日午後4時の取引終了時点で、韓国ウォンの対米ドルレートが前日比1.28%、豪州ドルが1.27%、台湾元が0.51%、人民元が0.28%下落した。日本円は1.17%上昇した。
銀行関係者は、台湾元は昨年、対米ドルで4%下落しており、今年は台湾経済低迷、米国の追加利上げ観測などで上昇しにくいと指摘。短期的には1米ドル=33.5元に向かうと予想した。
さらに今年は1米ドル=35元、さらには世界金融危機当時に記録した彭淮南・中銀総裁在任中の最安値、35.3元まで元安が進行する可能性も指摘されている。
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