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ゲーム業界、春節ボーナスに明暗


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年1月5日_記事番号:T00061279

ゲーム業界、春節ボーナスに明暗

 ゲーム関連の店頭公開企業12社は昨年の収益で明暗が分かれ、業績が悪かった一部の企業は春節ボーナス(年終奨金)を例年より減らしたり、支給しないとの市場観測も浮上している。5日付工商時報が報じた。

 ゲーム運営の紅心辣椒娯楽科技(カイエン・エンターテインメント・テクノロジー=カイエンテック)は昨年第1〜3四半期EPS(1株当たり純利益)がマイナス8.61台湾元(約31円)と12社で最も低く、昨年末に人員削減を行ったとされる。またゲーム開発の中華網龍(チャイニーズ・ゲーマー・インターナショナル)の昨年第1〜3四半期EPSはマイナス2.62元で、同じく昨年に人員調整を行ったようだ。同社は、今年の春節ボーナスは0.5〜1カ月分で前年並みにとどまり、全盛期のころとは比較にならないとコメントした。

 一方、ゲームソフト大手の大宇資訊(ソフトスター)は昨年第1〜3四半期EPSが5.03元と12社のうち最高だった。同社は「今年の春節ボーナスは前年より引き上げるが、上げ幅は未定」とした。また、オンラインゲーム大手の遊戯橘子数位科技(ガマニア・デジタル・エンターテインメント)の昨年第1〜3四半期EPSは2.44元で前年同期の4.5倍に拡大。同社は「今年の春節ボーナスも例年通り2カ月分だが、報奨金を別途支給する」と表明した。