ニュース 建設 作成日:2016年1月5日_記事番号:T00061284
柯文哲台北市長は4日、台北市政府と日勝生活科技(ラジウム・ライフ・テック)による台北都市交通システム(MRT)板南線南港機廠(車両基地)共同開発プロジェクトの契約を解除する方針を明らかにした。5日付中国時報が伝えた。
柯市長(右)は日勝生活科技と交渉するかとの質問に対し、「市政府が処理する」とのみ答えた(4日=中央社)
日勝生活科技をめぐってはMRT小碧潭駅周辺開発プロジェクト「美河市」について、不動産鑑定価格の不明朗な算出が問題化したため、市政府が他の共同事業についても契約内容の妥当性を検討していた。
ラジオ番組に出演した柯市長は「南港機廠プロジェクトはまるで美河市のコピーだ。以前の過ちを繰り返してはならない」と述べ、市政府が独自で開発を行い、公共住宅などの建設に充てる考えを示した。
これに対し、日勝生活科技の周恵玉総経理は「(南港機廠プロジェクトは)2007年に契約し、10年に着工した。柯市長が何を根拠に解約しようとしているのか分からない」とコメントした。
南港機廠プロジェクトは面積2万3,800坪で、住宅1,069戸や事務所などを建設する内容。建築物の建設はまだ始まっていない。開発後は市政府が47%、日勝生活科技が53%の権益を保有することになっていた。
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