ニュース 電子 作成日:2016年1月5日_記事番号:T00061289
市場調査会社、ウィッツビューの予測によると、▽LTPS(低温ポリシリコン)▽酸化物半導体TFT(Oxide TFT)▽アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)──といったハイエンドスマートフォン向けパネルの今年の出荷シェアは48.7%へと前年比7ポイント上昇する一方で、アモルファスシリコン(a-Si)パネルは51.3%に下落する見通しだ。5日付工商時報が報じた。
ウィッツビューの予測によると、スマホ向けパネルの世界出荷枚数は昨年の18億2,000万枚から今年19億5,000万枚へと7%増加する。うちLTPS、Oxide TFTパネルの出荷シェアは昨年の29.8%から今年34.6%に、AMOLEDパネルは今年14%に上昇する予測だ。
范博毓ウィッツビュー資深研究経理は、ミドルエンドスマホにもフルハイビジョン(FHD)パネルを搭載する流れが確立された上、友達光電(AUO)、群創光電(イノラックス)などLTPS後発組がシェア拡大に向けた値下げ、生産能力拡充計画を相次いで始動しており、LTPSパネルを中心にスマホ向けパネルの出荷は引き続き成長が見込めると予想。ただしa-Siパネルの出荷シェアは引き続き圧迫される見通しで、同パネルしか生産していない中小メーカーは出荷成長が抑えられ、赤字リスクが当面解消されないと指摘した。
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