ニュース 運輸 作成日:2016年1月6日_記事番号:T00061302
中国政府が昨年末、中国遠洋運輸集団(コスコ)と中国海運集団(チャイナ・シッピング)の国内2大海運会社の合併を発表したが、コスコは「CKYHE」、中国海運は「オーシャン・スリー(O3)」と、別々のアライアンスに所属しており、合併後、いずれを選択するかで世界のコンテナ海運市場の勢力図が大きく左右されるとして注目を集めている。新会社の董事長には中国海運の許立栄董事長が就任すると発表されたため、同社がO3に加盟する可能性が高まっており、「CKYHE」に属する台湾の長栄海運(エバーグリーン・マリン)、陽明海運(ヤンミン・マリン・トランスポート)にとって不利に働くと懸念されている。6日付経済日報が報じた。
現在の世界シェアではコスコが4.2%(6位)と、中国海運(7位)の3.4%を上回るものの、許氏の新会社トップ就任は、中国海運が合併計画において主導権を握っていることを示すと業界ではみられている。
陽明海運の盧峰海董事長は、今後どのような進展を見せるか観察が必要だが、現時点で今年は「CKYHE」の同盟関係に変動はないことが確定しており、短期内に影響が出ることはないとの認識を示した。
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