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マックカフェ、独立店・バリスタ導入へ


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年1月6日_記事番号:T00061311

マックカフェ、独立店・バリスタ導入へ

 台湾マクドナルド・マーケティング部の寇碧茹シニア協理はこのほど、台湾全土94店舗に設置するコーヒーショップ「マックカフェ」について、今年は約1,000万台湾元(約3,600万円)の資金を投じ、独立型店舗の導入、アパレル店内に店舗を開設するなど異業種との提携、バリスタの常駐といった新戦略を打ち出し、拠点数は100カ所突破、売上高50%成長を目指すと表明した。競争が激化するコーヒー市場でコンビニエンスストアからシェアを奪取したい考えだ。6日付経済日報が報じた。


マックカフェはきょう6日から、既存店舗のコップのデザインなどを刷新する(台湾マクドナルドリリースより)

 寇シニア協理によると、「マックカフェ」の業績は過去3年間で40%成長。成長ペースは市場平均を大きく上回ると説明した。ただ業界関係者は、コーヒーの販売は消費者のライフスタイルと密接に結び付いており、マクドナルドの新戦略が奏功するかどうかは観察が必要と指摘している。

 台湾のコーヒー市場はスターバックス(星巴克)などチェーン店型で比較的価格帯の幅広い区分と、セブン−イレブンの「シティーカフェ」や全家便利商店(台湾ファミリーマート)の「レッツカフェ」などカウンター型で低価格帯の区分に分かれ、うち5,000カ所以上の拠点を擁する「シティーカフェ」は年間約95億元売り上げ、市場シェアで首位に付けている。