ニュース 社会 作成日:2016年1月7日_記事番号:T00061322
市場調査会社、ニールセンの最新調査によると、インターネットを通じて日用品を購入するとの回答率が台湾は36%で、中国に次ぎ、インドと並び世界2位となった。また台湾の消費者が最もよくネット購入する日用品はトイレットペーパーやティシュペーパーとして利用するいわゆる「衛生紙」で、回答率は34%と世界1位の高さだった。
インターネット通販サイト「PCホーム24h購物」によると、台湾の消費者によるネット購入は従来、3C(コンピュータ、通信、家電)製品が中心だったが、近年では日用品の購入が増えており、2015年の販売量は前年比40%増加したという。
中でも衛生紙は日用品の売り上げトップ10入りを果たした回数が最多となっているほか、販売量も昨年は前年比25%増加するなど安定して成長している。
台湾の衛生紙は外箱なしの袋入りタイプが多く販売されているが、PCホームでは年間約2,400万個が売れており、1個100枚入りの高さを20センチメートルで計算すると、毎年、台北101ビル1万690棟分がネット購入されていることになる。
なお衛生紙の売れ行き好調を受けてPCホームでは昨年、製紙大手、正隆(CLC)の「春風(アンダンテ)」ブランドと提携し、3層構造で厚みと柔らかさを強調した高級オリジナル商品を発売。市場の同種製品に比べ10〜20%安い価格に設定し、人気を集めた。
一方、同サイトで昨年、販売量が最も伸びたのは「おむつ」で約2倍に成長した。うち販売全体の88%を占めた子供用おむつは、売り上げ上位3ブランドをパンパース、大王製紙、マミーポコと日本製が独占した。また成人用おむつの販売も、前年比で60%の大幅増を記録した。
このほか、デンタルフロスやマスク、食品などの購入も増えており、台湾ではネット購入が生活の一部として定着しつつある状況がうかがえる。
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