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PM2.5、基準値以下は花蓮・台東のみ


ニュース 社会 作成日:2016年1月7日_記事番号:T00061324

PM2.5、基準値以下は花蓮・台東のみ

 行政院環境保護署(環保署)は6日、台湾全土規模でPM2.5(微小粒子状物質)の過去3年間の平均濃度を発表した。それによると、環境基準値を下回ったのは花蓮県と台東県だけだった。7日付中国時報が伝えた。

 環保署は2012年、世界保健機関(WHO)の提言を参考にPM2.5濃度の環境基準を1日平均値が1立方メートル当たり35マイクログラム以下、1年平均値が同15マイクログラム以下と定めた。

 環保署が今回、PM2.5濃度の3年平均値を算出した結果、最も汚染が深刻だったのは、雲林県(33.3マイクログラム)で、以下は嘉義市(32.7マイクログラム)、金門県(31.4マイクログラム)、台南市(29.6マイクログラム)、高雄市(29.0マイクログラム)、嘉義県(28.5マイクログラム)など中南部での汚染が目立った。台北市(17.0マイクログラム)は基準値をわずかに上回る濃度だった。基準値を上回った地区は「3級防制区」に指定される。

 担当者は「秋冬には北東の季節風で汚染物質が北から南に流れやすい上、冷たい空気が低く滞留し、拡散されないため、雲林以南の地区で濃度が高くなる」と指摘した。