ニュース 石油・化学 作成日:2016年1月7日_記事番号:T00061339
台塑集団(台湾プラスチックグループ)が今年支給する春節ボーナス(年終奨金)は約5.5カ月分で、従業員7万人余りが平均20万台湾元(約71万円)余りを受け取ると予想されている。7日付蘋果日報が報じた。
昨年の原油安は、サプライチェーンの垂直統合に長ける台プラグループに有利に働き、主要4社の昨年第1〜3四半期のEPS(1株当たり純利益)は、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、3.93元▽南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス)、3.85元▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、3.68元▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)、3.65元──と市場の予想を上回る収益を上げた。
台プラグループは今年から、春節ボーナスの支給月数を最低3カ月・最高6カ月とし、前年のEPSと直近3年の平均EPSとを比べた増減幅に応じて、基準の4.5カ月から増減させて決める方式を採用。主要4社の昨年第1〜3四半期のEPSから判断して5カ月以上は堅く、同年第4四半期も黒字となれば6カ月に達する可能性もある。
台プラグループ主要4社がこれまで支給してきた春節ボーナスでは、2010年の6.01カ月分と慰労金1万元が最多で、11年の4.7カ月分と慰労金5,000元が2番目に多かった。13、14年は各4カ月分以上だった。
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