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CSCの春節ボーナス、前年並み平均2カ月【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年1月7日_記事番号:T00061340

CSCの春節ボーナス、前年並み平均2カ月【表】

 鉄鋼最大手の中国鋼鉄(CSC)は5日、今年度の春節ボーナス(年終奨金)を支給した。支給月数は前年と同水準の1カ月分。さらに同社では皆勤ボーナスなど1カ月分を支給しており、合計支給月数は前年並みの平均2カ月となる。7日付工商時報が報じた。

 ただCSCは昨年、世界的な不景気や中国メーカーの生産過剰を受けた製品価格の下落に打撃を受け、1〜11月の1株当たり税引き前利益が約0.73台湾元(約2.6円)と前年同期比55.95%も減少しており、奨励金(3月5日に支給予定)が昨年の20日分から今年は約10日分に縮小する見通しだ。

 また義聯集団(Eユナイテッド・グループ)傘下のステンレス大手、燁聯鋼鉄(YUSCOステンレス・スチール)は、昨年は国際ニッケル価格の大幅下落で業績は予想を下回ったとしながらも、「春節ボーナスは少なくとも1カ月は支給する」と表明。同じく義聯傘下の燁輝企業(YP)の支給月数も同水準を予定する。

 一方、鉄筋大手の豊興鋼鉄は昨年第1〜3四半期の利益が前年同期からほぼ横ばいだったことから、春節ボーナスは前年同水準となる4.5カ月分を支給するとみられる。