ニュース 政治 作成日:2016年1月8日_記事番号:T00061353
馬英九総統は、16日の総統選と立法委員選で野党民進党が勝利し、多数党となった場合、同党に組閣を求める方向で協議を進めることを視野に入れているもようだ。総統退任の5月まで4カ月の政治空白を避けるのが狙いだ。8日付工商時報が伝えた。
馬総統は過去にも立法院での多数党が内閣を形成すべきだと発言しており、持論のようだ(中央社)
与党国民党の李四川秘書長は「次期立法委員が2月1日に就任すれば、5月20日の次期総統就任まで4カ月の空白がある。もし多数党が組閣を行い、行政をスムーズに進めるというのであれば、国家と社会にとって悪いことではない」と述べた。
政府・与党筋は「民進党が多数党になった場合、与野党で組閣について協議を行いたい。当然一方的な希望では不可能で、相手の意向を尊重することになる」と述べた。
しかし、民進党サイドには、馬総統の「多数党組閣論」を国民党の選挙戦略ではないかととらえる見方もある。総統選で優位に立っている民進党の蔡英文候補は7日、「馬総統にそうした意向があるなら、自ら説明すべきだ。政権与党が選挙戦終盤を重大な政治的議題でかき回すのは無責任なやり方だ」と批判した。
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