ニュース 金融 作成日:2016年1月8日_記事番号:T00061356
中央銀行の彭淮南総裁は7日、人民元安や中国株暴落などで国際金融市場に不安が高まっていることについて、「台湾の経済全体はとても健全であり、中国の通貨と株式の下落が台湾の金融危機を招くことはない」と強調した。8日付経済日報が伝えた。
ただ、人民元の続落で台湾元も売られており、7日には7年ぶり安値となる1米ドル=33.53台湾元で取引を終えた。市場関係者は、人民元が一段安となれば、台湾元相場が対米ドルで34元を目指す展開になると予想した。
一方、中国の通貨・株式のダブル安を受け、台湾行政院金融監督管理委員会(金管会)は、金融機関の1兆人民元(約18兆円)近い対中リスクエクスポージャーに対する監視を強化する方針だ。
金管会の最新集計によれば、台湾の銀行、保険、証券業が保有する人民元建て資産は合計9,989億人民元で、内訳は債券が7,000億人民元余り、株式は2,455億人民元だった。これに台湾系銀行が中国で行った融資1兆7,600億人民元を含めると、台湾金融業界が保有する人民元建て資産は2兆7,000億人民元に達する。
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