ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

アクリルアミドに基準値、発がん性指摘で


ニュース 食品 作成日:2016年1月8日_記事番号:T00061365

アクリルアミドに基準値、発がん性指摘で

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)はこのほど、欧州連合(EU)の基準を参考にして、食品14品目について、発がん性が指摘されているアクリルアミドに基準値を設定する参考ガイドラインを発表した。8日付聯合報が伝えた。

 対象はフライドポテト、ポテトチップス、パン、黒糖などで、基準値は食品ごとに50〜1,000ppb(10億分の1を示す単位)となっている。

 基準値に強制力はないが、TFDAは2年間の改善期間を設け、食品業界に順守を求めていく意向だ。

 アクリルアミドは発がん性が指摘されている物質で、イモ類を揚げたり焼いたりするとアスパラギン酸が化学変化して生じることが知られている。このため、アスパラギン酸を含む食材を調理する場合には、調理温度を120度以下とし、高温調理時間を短くすることなどが有効だという。

 食品中のアクリルアミドに基準値を設けたのは、国際的にEUに続き2例目となる。