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YUSCOのステンレス鋼、今月2度目の値上げ実施


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年3月17日_記事番号:T00006138

YUSCOのステンレス鋼、今月2度目の値上げ実施

 
 燁聯鋼鉄(YUSCO)が14日、今月2度目のステンレス鋼価格の値上げを発表した。域内価格は300系ステンレスで1トン当り5,000台湾元(約1万6,000円)、ビレットで同8,000元、輸出価格は300系ステンレスで同200~360米ドル引き上げる。15日付経済日報が報じた。

 燁聯の林義董事長は「国際ニッケル価格の変動が激しく、メーカーとしては適切なときに適度な価格調整を行わなければ合理的な利益が上がらない」と語り、ステンレス市場の安定と上中下流メーカーの権益を守るため、今後も柔軟にステンレス価格の調整を行う考えを示した。

 当面は半月に1度の調整で、月の半ばに原料コストの変動状況を見て価格調整を行うかどうかを決める。調整が必要となった場合は、顧客の当月の発注に対し、半分を調整前の価格で、半分を新しい価格で販売するとしている。

 一方、唐栄鉄工廠の呉豊盛董事長は、「傘下の鉄鋼商社とは数十年の付き合いがあり、双方の権利、義務などの制度にかかわるため、十分な協議が必要」と話し、値上げには慎重な姿勢を見せた。