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百貨店大手、飲食店の面積拡大


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年1月11日_記事番号:T00061389

百貨店大手、飲食店の面積拡大

 百貨店各社が今年もレストランなど飲食店の店舗面積拡大を計画している。9日付聯合報が報じた。


ブリーズセンターの廖鎮漢常務董事(中)は、微風南京1階のデザートコーナー設置は女性の消費に期待したものと説明した(中央社)

 新光三越百貨は、まず台北信義新天地A11館を改装し、飲食売り場の面積を拡大するほか、第2四半期に台湾初出店となる欧米料理店を誘致し、日本料理店重視の他店と差別化を図る。新光三越の全13店の2015年売上高は795億台湾元(約2,800億円)で前年の793億元から微増だったが、飲食・食品関連の売上高は9%増の101億6,000万元で5年連続の成長を記録、過去最高を更新した。

 微風広場(ブリーズセンター)は、先週リニューアルオープンした微風南京の1階を定番の化粧品売り場とせず、スムージーやドーナツ、チョコレートなどデザートコーナーを設置するなど、飲食店のスペースを4割以上に引き上げた。

 太平洋崇光百貨(太平洋そごう)は昨年、敦化館6~7階に漢来海港餐庁、維多麗亜酒店(グランド・ビクトリア・ホテル)のステーキハウス「N°168」を誘致し、来店客数が5割増えた。飲食売上高は現在、全館の2割を占める。

 遠東百貨(ファーイースタン・デパートメント・ストアズ)は主力の板橋大遠百(メガシティー)、台中大遠百(トップシティー)で、飲食店の面積を25%まで高めた。また日本食品や韓国食品の物産展を開催したり、通行客の多いエレベーター付近に不定期の特設売り場を設置し、話題の食品で新しもの好きにアピールしている。