ニュース 石油・化学 作成日:2016年1月11日_記事番号:T00061390
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)と台湾中油(CPC)は、川下メーカーに供給する石化基本原料であるエチレン、プロピレンの価格計算公式を見直すことを決めた。これにより、川下メーカーの原料調達価格は一定の軽減が見込まれる。10日付経済日報が伝えた。
台塑石化はこれまで、川下メーカーとの協議でCPCによる供給価格に基づき、価格を設定してきた。しかし、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)にカルテルと見なされる可能性がある上、CPCとは経営構造やコストが異なることから、CPCとは異なる価格を設定することにした。
台塑石化は、系列の南亜塑膠工業(ナンヤ・プラスチックス)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)との協議で、計算方式のうち、エチレンの場合は、これまで各30%の割合を占めていた日韓の契約価格、スポット価格の比率を見直す。プロピレンの場合は、計算方式の構成比は現状通りとするが、原油安を反映し、コスト係数を引き下げる。
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