ニュース 電子 作成日:2016年1月11日_記事番号:T00061398
電子製品受託生産大手、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)が8日発表した2015年連結売上高は前年比8.7%増の1兆73億台湾元(約3兆5,000億円)で、3年ぶりに1兆元台を回復した。ノートパソコン出荷台数は10.7%減の4,330万台で、市場低迷の影響を受けたが、アップルから独占受注した腕時計型ウエアラブル(装着型)端末、「アップルウオッチ」の出荷台数が約1,000万台に達し、ノートPCの減収を埋めたとみられる。9日付工商時報が報じた。
クアンタは10年に売上高が初めて1兆元を突破し、11、12年も1兆元台をキープしたが、ノートPC市場がタブレット端末に侵食された影響で、13、14年は9,000億元にも届かなかった。
クアンタの昨年第4四半期の売上高は前期比0.3%減の2,751億8,000万元、ノートPC出荷台数は4%減の1,110万台だった。アップルウオッチの出荷増により、同社はPC(デスクトップ+ノート)の売上構成比が70%に下落したとみられる。
アップルウオッチは2代目製品が今年3月に発表されるとみられ、初代製品から大きく進化したものとなれば、今後もクアンタの業績に貢献すると予想されている。
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