ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

AUOとイノラックス15年売上高、過去6年で最低


ニュース 電子 作成日:2016年1月11日_記事番号:T00061399

AUOとイノラックス15年売上高、過去6年で最低

 液晶パネル市況低迷による製品価格の大幅下落で、友達光電(AUO)は2015年連結売上高が前年比11.7%減の3,605億台湾元(約1兆2,600億円)、群創光電(イノラックス)は15.1%減の3,641億元と、ともに過去6年で最低だった。9日付工商時報などが報じた。

 AUOが8日発表した昨年12月売上高は前月比8.9%減、前年同月比22.9%減の259億5,700万元だった。第4四半期は前期比6.3%減、前年同期比20.7%減の836億4,000万元で、11四半期ぶりに赤字に転落したとみられる。

 AUOの15年大型パネル出荷枚数は前年比9.6%減の1億565万枚、中小型パネルは1.2%増の1億7,281万枚だった。

 イノラックスの昨年12月売上高は前月比3.8%増、前年同月比30.8%減の264億元、第4四半期は前期比8.2%減、前年同期比29.1%減の815億元と、2010年3月の3社合併以来で最低だった。同社は8四半期ぶりに赤字に転落したとみられる。

 イノラックスの15年大型パネル出荷枚数は前年比13%減の1億2,300万枚、中小型パネルは21.3%減の2億5,197万枚だった。

エム・セテック、ポリシリコン撤退

 AUOは8日、株式の99.9%を保有する日本の太陽光発電用単結晶シリコンウエハー大手、エム・セテックが多結晶シリコン(ポリシリコン)生産から撤退することを決議したことに伴い、昨年第4四半期に246億5,000万円の減損を計上すると発表した。