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三陽工業、ディーゼル車人気で業績アップ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2008年3月17日_記事番号:T00006140

三陽工業、ディーゼル車人気で業績アップ

 
 自動車部門でディーゼル車に注力する三陽工業(SYM)とその子会社で韓国現代自動車の代理店、南陽実業が、国際原油価格高騰の恩恵を受けている。域内生産の大型スポーツ多目的車「サンタフェ」と輸入車の高級バン「グランドスターレックス」の両ディーゼル車が需要に追い付かない状態で、三陽は今年の新車販売目標を20%成長の1万2,000台に上方修正した。15日付経済日報が報じた。

 今年発売を開始した「サンタフェ」は、100万台湾元(約311万円)を超える価格にもかかわらず、発売後2カ月余りで予約が1,400台に達した。ガソリン車も販売しているが、大部分がディーゼル車で、現在の生産能力では1,000台しか供給できないという。一方「グランドスターレックス」も、予約が予想を大きく上回り、初出荷の50台は予約の半分にも追い付いていない。南陽では緊急に工場に追加発注を行っており、第2弾は3月末に台湾に到着予定だという。

 南陽幹部によると、今年1~2月の販売台数は昨年と比べて増えていないが、3月は三陽、南陽ともに売上成長となる見込みで、南陽の損益均衡のハードルはさらに低くなるだろうと指摘している。