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機内の荷物入れに横たわるCA、悪ノリ画像投稿に批判


ニュース 社会 作成日:2016年1月12日_記事番号:T00061411

機内の荷物入れに横たわるCA、悪ノリ画像投稿に批判

 大手航空会社のキャビンアテンダント(CA)が最近、航空機の荷物入れに横たわっている画像がインターネット上のSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)サイト上に相次いでアップロードされ、これを見たネットユーザーの一部から「規律が緩んでいる」などの批判が上がり、航空会社が調査に乗り出す事態となっている。

 問題となっている画像をアップロードしたのは中華航空(チャイナエアライン)と復興航空(トランスアジア航空)のCA。中華航空の画像は、制服を着、髪型も整えて「正装」したCAが座席頭上にある手荷物入れの中に入り、横たわっているというもの。画像が投稿された写真・動画共有アプリ「インスタグラム」には投稿者による「無錫(中国江蘇省)への飛行で荷物入れによじ登る変なCAに出会った。先輩、細い!」といった説明文が付けられていた。

 一方、復興航空の画像は荷物入れの中に入ったCAが満面の笑顔を見せているというもので、こちらも悪ふざけで撮影したもののようだ。

 投稿が話題になったことを受けて中華航空が社内調査を進めた結果、この写真は今年1月に無錫への飛行を終えて桃園国際空港に戻った際に機内で撮影されたものと判明。同社はこうした行為は内規に違反し、CAのイメージを損なうもので、調査完了後、本人に訓告または厳重注意の処分を科すとの方針を示した。

 ちなみに荷物入れは72キログラムの重さまで耐えられ、ここに入ったCAの体重は40〜50キロだったため、同設備の安全に影響は出ないそうだ。

 一方、復興航空も、同画像が撮影されたのは勤務時間外で、乗客の安全を脅かすことはなかったものの、不適切な行動だったとして処分を科すとコメントした。

 なおCAの間ではこうした「悪ノリ画像」を撮影するのが世界的に流行しているそうで、他にも機内の調理設備で焼肉パーティーをする様子やジェットエンジンの上に腰掛ける様子を写した画像がインスタグラムに投稿されているという。

 こうしたCAに限らず、その場の勢いで悪ノリ写真を取ってしまうというのは若いころにはありがちなこと。ただそれを世界に向けて発信して恥ずかしい思いをすることも多い。投稿ボタンを押す前によく考えよう。