ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2016年1月12日_記事番号:T00061423
中国鋼鉄(CSC)が新日鉄住金などとの合弁により現地に設立した薄板製品製造販売会社、CSVC(中国語名・中鋼住金越南)は12月に税引き前利益128万米ドルを上げ、初めて単月の黒字化を果たした。CSVCの翁朝棟董事長は、業界では一般的に単純圧延工場(単圧工場)は稼働から損益均衡まで3年かかるとされるが、当社ではこれを2年で達成したと強調した。12日付経済日報などが報じた。
CSCの王錫欽・執行副総経理は、CSVCの業績好調について、市場の動向を見極め、昨年12月に製品価格を1トン当たり20米ドル引き上げたこと、高単価鋼材の輸出比重を高めたこと、台湾市場向け製品構成の最適化を図ったことが利益拡大につながったと説明した。
また全社を挙げてコストコントロールに取り組み、同月は1トン当たりの販売コストを18米ドル削減したほか、製品在庫を減らしたことも奏功したと語った。
なおCSCの昨年12月の連結売上高は、前月比6.35%増、前年同月比28.38%減の215億9,200万台湾元(約760億円)で昨年9月以来の最高を記録。昨年通年では前年比22.22%減の2,850億8,000万元となった。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722