ノートブック型パソコン（ノートＰＣ）受託生産２位の仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）は、米デルの今年のノートＰＣ販売予定台数2,200万～2,400万台のうち、４割を占める900万～950万台を受注し、デルにとって最大の受託生産メーカーとなる見通しだ。15日付工商時報などが報じた。
仁宝の08年出荷台数は、前年比４割増の3,200万台に上る見込みだ。仁宝の予測では、第１四半期の粗利益率は4.8％で、昨年第４四半期の4.9％の水準を維持し、第２四半期は中国の生産コスト上昇や、台湾元高の影響を受けて減少する見込み。金仁宝集団の許勝雄董事長は14日、粗利益率が減少するのは必然的なことで、驚くに値しないと語った。
米調査会社ＩＤＣによると、今年のノートＰＣの世界市場の出荷台数は、前年比25％増の１億3,000万台の予測だ。
