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嘉義にハイヒール型の教会、新たな観光名所に


ニュース 社会 作成日:2016年1月13日_記事番号:T00061431

嘉義にハイヒール型の教会、新たな観光名所に

 嘉義県布袋鎮の布袋海景公園にこのほど、青いガラス張りの大きなハイヒール型の教会が出現し、英国紙「デイリー・メール」で紹介されるなど話題を呼んでいる。まだ内部は一般公開されていないが、既に台湾全土から観光客が訪れるようになっており、今後、結婚写真のロケ地などとして人気を集めそうだ。


ハイヒール教会は、6階くらいの高さがあり遠くからでも目立つ(中央社)

 この教会を建設した雲嘉南浜海国家風景区管理処(雲管処)は、雲南、嘉義、台南の沿海地域では20世紀初頭、足に壊疽(えそ)を起こして切断せざるを得なくなる病が流行し、多くの女性がハイヒールをはきたいという夢を実現できなかったことを記憶に残すため、このデザインを採用したと説明している。

 雲管処の鄭栄峯処長によると、当初はこのデザインに対し「地方の特色が反映されていない」などとして反対意見もあったそうだが、今となっては好評価を受けているという。

 2,300万台湾元の資金と約2カ月の時間をかけて建設されたハイヒール教会は高さ17メートル、幅11メートルの大きさで、表面には320万枚の青いガラスが取り付けられた。内部には女性をテーマとするアート作品100点を展示する計画で、既に71点の設置が完了。2月8日に一般公開される予定で、現在インターネット上で教会の名称を公募している。

 鄭処長は、布袋鎮に隣接する台南市北門区にある、結婚写真の撮影スポットとして人気の高い「水晶教会」と連動して新たな観光ルートを形成したいとの考えを示した。

 なお蘋果日報の記者が12日に現地を訪れたところ、桃園市、台中市、台南市、高雄市などから来たという観光客が次々と記念撮影を行っていた。ただ観光客や周辺住民からは、「急いで立てたから施工品質が不安」、「出入り口が1カ所しかないため、(一般開放後)深刻な混雑が予想される」など懸念の声も上がっている。