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上司の暴言で職場復帰できず、5万元の賠償判決


ニュース 社会 作成日:2016年1月13日_記事番号:T00061432

上司の暴言で職場復帰できず、5万元の賠償判決

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手の南茂科技(チップモス・テクノロジーズ)で、職場での上司の暴言で職場復帰できなくなった従業員が上司を提訴し、部下が勝訴した。13日付自由時報が伝えた。

 同社でサブエンジニアを務めていたAさんは、2014年に会議で上司に仕事ぶりについて責められた際、「あいつの頭にはクソが詰まっているに違いない」などとののしられ、うつの症状に陥って職場復帰できなくなった。そして上司を相手取り、収入損失と慰謝料として計180万台湾元(約640万円)の支払いを求める訴えを起こした。

 当時Aさんは、紫外線を使う作業台の担当だったが、人手が足りないため、テストを省くよう上司に指示された。それをAさんが会社規定に反するとして拒否したところ、会議で上司の暴言を受けるなどした。Aさんは昨年2月に同社を退職し、現在も通院治療を受けている。

 新竹地方法院はこのほど、原告の主張を一部認め、慰謝料として上司に5万元の支払いを命じる判決を下した。