ニュース 社会 作成日:2016年1月13日_記事番号:T00061433
行政院農業委員会(農委会)動植物防疫検疫局(防検局)は12日、台北市文山区で見つかった野生のハトの死骸からH5亜型の新型鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。防検局は、ハトからウイルスが検出された例は極めて少なく、今回も特殊例と指摘。また台北市市動物保護防疫処(動保処)が今回死骸が見つかった場所近辺の消毒を強化すると説明した。なお同エリアの半径3キロメートル以内に養鶏場などはない。13日付中国時報などが報じた。
新北市動保処は養鶏所や野生のハトが集まる場所の消毒を行い、食肉処理場などの監視・検査も開始した(13日=中央社)
ただ台北市野鳥学会の何一先総幹事は、比較的鳥インフルに感染しにくいハトに感染が確認されたことから、ウイルスの遺伝子に変異が起きた可能性があり、今後、ますます多くの鳥類に感染が広がる可能性があると警告している。
防検局は、今回の新型ウイルスにヒトが感染した例は報告されていないとしている。
また彰化県二林鎮の養鶏場で1週間に2万羽のニワトリが病死したとの報告を受けて農委会が検査を行ったところ、新型のH5H2型および旧型の鳥インフルエンザウイルスへの感染が確認された。このため防検局は12日、同養鶏場の残りの2万羽余りを殺処分するとともに、周辺の養鶏場に対し消毒など防疫態勢を強化するよう指示した。
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