ニュース 政治 作成日:2016年1月13日_記事番号:T00061435
民進党の総統選候補、蔡英文氏は12日、かつて台湾省政府が置かれた国民党の票田である南投県の中興新村で記者会見を行い、「習近平中国国家主席とどのように向き合うのか」との質問に対し、「意思疎通、意思疎通、さらに意思疎通だ」と回答した。13日付工商時報が報じた。
彰化県での選挙集会で支持を呼び掛ける蔡候補(中)。対中政策のあいまいさが批判されるものの支持率には響いていない(12日=中央社)
総統選が今週末に近づく中、当選が有力視される蔡候補は、対中政策への不安感が改めて提起されている。柯文哲台北市長は同日ラジオ番組のインタビューで、蔡候補は当選後、「経済」と「中国」の2大課題に直面すると指摘した。自身が会った中国の官僚は蔡候補に悪感情を抱いていたようだったと語りつつ、「中国の圧力に向き合わねばならないが、それでも蔡候補を信じている」と述べた。
一方、親民党の宋楚瑜候補は同日、蔡候補が当選した場合、中国への特使を任じる気があるかとの記者の質問に対し、「彼女の両岸(中台)政策は立ち行かない。共通認識と基盤のない政策は神仙でも救えない」と批判し、引き受ける考えのないことを表明した。
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