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台湾系の東莞興昂鞋業、生産を東南ア移転へ


ニュース その他製造 作成日:2016年1月13日_記事番号:T00061448

台湾系の東莞興昂鞋業、生産を東南ア移転へ

 中国の台湾系製靴業者、東莞興昂鞋業(広東省東莞市)は、中国市場の成長減速や人件費高騰、受注減少を受け、東莞での操業を停止し、生産設備を東南アジアに移転する。13日付工商時報が伝えた。


東莞興昂鞋業の工場にも生産停止の旨が張り出された(12日=中央社)

 同社は台湾・興昂国際の子会社で、ナイキ、プラダなどのブランド向けに靴の受託生産を行うなど、世界有数の製靴業者として知られる。これまで東莞市にある工場3カ所を主な生産拠点としてきた。香港株式市場には「九興控股(ステラ・インターナショナル・ホールディングス)」の社名で上場している。

 中国紙・毎日経済日報によると、興昂鞋業は11日、操業停止と1,900人の解雇を正式に発表した。生産は2月10日までに終了するが、研究開発(R&D)、事務部門は東莞に残す。同社の人事担当者によると、東莞では人件費が年15%のペースで上昇し、昨年の純利益は50%減少した。