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威盛電子、減資実施を検討か


ニュース 電子 作成日:2008年3月17日_記事番号:T00006146

威盛電子、減資実施を検討か

 
 チップセット大手の威盛電子(VIAテクノロジーズ)が、多額の損失計上を受け、純資産価値の引き上げのため、減資実施の検討を始めたとの観測が浮上している。減資幅は10~20%となるとみられる。これについて威盛幹部は16日、「確かに減資の可能性を検討しているが、まだ結論は出ておらず、株主総会で減資を議題とするかどうかも分からない」と語った。17日付経済日報が報じた。

 同社は昨年損失が約30億台湾元(約96億円)を超え、今年上半期も黒字転換は難しいとみられている。

 現在威盛の資本額は130億9,200万元で、チップセット市場からの撤退に伴い単月の売上高が7割減少し、昨年11月からは単月で10億元に満たない状態だ。現在1株当りの純資産は5元以上で、現金も30億~40億元保有しているため、差し迫った減資の必要性はないとみられるが、同社では経営モデル転換に際して、減資について検討が必要と考えているもようだ。