ニュース 医薬 作成日:2016年1月14日_記事番号:T00061481
国家衛生研究院(国衛院)は13日、高病原性のH5N1型鳥インフルエンザ、エンテロウイルス71型による手足口病、日本脳炎という3つの疾病に有効な新型混合ワクチンを開発したと発表した。同院は民間企業が製造を引き受ければ、3~5年後には発売が可能とみている。14日付蘋果日報が伝えた。
研究チームは、マウスによる実験で単純に3種類のワクチンを混ぜて投与した結果、抗原が競合し、結果的に十分な抗体は手足口病のものしか生成させなかったことから、スクアレンと呼ばれる一種の魚肝油を補助成分として添加したところ、ワクチンに含まれるウイルスがスクアレンの粒子に均等に付着し、マウス体内に3種類のウイルスに対する十分な抗体がいずれも生成されることが分かった。
黄明熙副研究員は「日本脳炎や手足口病は海外ではさほど流行していないため、こうした混合ワクチンへの関心は高くなく、国衛院が台湾人に適したワクチンに研究に取り組んだ」と説明した。
新型ワクチンは5歳以下の幼児への接種に適しているという。これらの疾病に対するワクチンはこれまで計8回の接種が必要だったが、接種回数を1回に減らせるほか、自費による接種費用も200台湾元(約700円)程度に抑えられる見通しで、現在よりも1,000元程度安くなると期待される。
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