ニュース 電子 作成日:2016年1月14日_記事番号:T00061488
発光ダイオード(LED)中国最大手の三安光電(三安オプトエレクトロニクス)がMOCVD(有機金属化学気相成)装置47台の調達契約を取り消したことを受け、晶元光電(エピスター)は、業界の秩序回復につながるとの見方を示した。14日付工商時報が報じた。
三安は昨年12月、2014年9月に独メーカーとMOCVD装置50台の調達契約を締結し、入荷した3台を試したところ、同社が求めるレベルに満たなかったので、協議の結果、残り47台の調達契約を解除したと説明した。ただし、同社の生産能力には影響しないと強調した。業界関係者は、同社が引き抜いた台湾人エンジニアが、この独メーカー以外の装置の操作に慣れていたことが理由と推測している。
エピスターは昨年台湾で装置を増設しておらず、今年も例年通り古い装置を処分するが、補充は行わない計画だ。
新世紀光電(ジェネシス・フォトニクス、GPI)も過去2~3年装置を増設していない。保有する72台を春節(旧正月、2016年は2月8日)連休開けに4インチ対応に変更し、月産能力が20万枚から5万枚に下がる予定だ。第1四半期の稼働率は50~60%と低いが、3月より回復する見通しだ。
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