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中華民国旗振ったアイドル、「台独」呼ばわりに波紋広がる


ニュース 社会 作成日:2016年1月15日_記事番号:T00061494

中華民国旗振ったアイドル、「台独」呼ばわりに波紋広がる

 韓国を拠点に活動する韓国、日本、台湾混成の女性アイドルグループTWICEの台湾人メンバー、周子瑜(チョウ・ツウィ、16)が最近、韓国のバラエティー番組で中華民国の国旗、青天白日満地紅旗を振ったことをめぐり、台湾出身で中国で活動する歌手、黄安(53)が周子瑜を「台湾独立分子」と批判したことが波紋を広げている。15日付自由時報が伝えた。


周子瑜。TWICEは昨年10月にデビューしたばかりだ(中央社)

 周子瑜は既に中国のネットユーザーの攻撃にさらされているほか、韓国では通信キャリアのLGユープラスが周子瑜を広告から降板させた。所属事務所のJYPエンターテインメントも周子瑜の中国での芸能活動を中断する措置を取った。

 今回の騒動で、台湾では批判の矛先が黄安に向かっている。黄安はこれまでも台湾本土色が強い複数の芸能人を名指し批判し、「中国寄りだ」と非難されていた。

 しかも「台湾独立分子」呼ばわりされた周子瑜が振ったのは中華民国の青天白日満地紅旗だ。政界からは、国民党文化伝播委員会の林奕華主任委員が「国民党は中華民国と国旗を守り、周子瑜を応援する」とコメントするなど、周子瑜を擁護する声が上がっている。

 これに対し、黄安は「国民党までもが私を批判し、周子瑜を支持するとは。国民党は(ミュージシャンで政治家の)林昶佐(フレディ・リム)が国旗を燃やしたとき何をしていたのか」などと反論した。

 一方、事態収拾を図る所属事務所のJYPは「周子瑜は一つの中国の原則を支持、尊重している」とのコメントを発表した。