ニュース 金融 作成日:2016年1月15日_記事番号:T00061499
元大商業銀行は14日の臨時董事会で、韓国の金融グループ、AONホールディングスが保有する漢新貯蓄銀行(ハンシン・セービングス・バンク、HSバンク)の全株式を1,351億200万ウォン(約130億円)で取得することを決議した。来週にも契約を交わす。双方の管轄機関の承認取得後、第2四半期にも株式譲渡を完成させる。15日付工商時報などが報じた。
手続き完了後、HSバンクの名称は「元大貯蓄銀行(韓国)」に変更する。元大銀にとってフィリピンに続く2カ所目の海外現地法人となり、元大銀は韓国の銀行業に進出する初の台湾系銀行となる。
HSバンクは1988年設立。AONホールディングスが02年に完全子会社化した。同行の15年11月30日付財務諸表によると、払い込み資本金は18億8,500万台湾元(約66億4,000万円)相当、資産総額は72億5,100万元相当、純資産は36億3,000万元相当。ソウル特別市に本店、支店を各1店構える。
元大銀の主管は、韓国は経済協力開発機構(OECD)に加盟しているほか、グループ企業の元大証券(韓国)が現地にあると説明。韓国では証券会社の拠点に銀行店舗を設置することが可能で、元大貯蓄銀行(韓国)は元大証券(韓国)の拠点でまず既存顧客向けに融資業務を行い、その後信用度が高い中小企業や個人にも対象を広げて収益率を高める方針だ。また、将来的には韓国に進出する台湾企業にも融資サービスを提供する。
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