ニュース 政治 作成日:2016年1月17日_記事番号:T00061517
今回の立法委員選で「台風の目」として注目を浴びたのが新興政党「時代力量」だ。比例代表で得票率6.11%を集め2議席を獲得したのに加え、小選挙区でも3議席を得て、計5議席で立法院での第3党に浮上した。今後「第3勢力」として立法院でどれだけ存在感を発揮できるか注目される。
ヒマワリ学生運動のリーダー、林飛帆氏(右)が選挙戦終盤、時代力量への投票呼び掛けに奔走した。一定の効果があったとみられている(YSN)
時代力量は2014年の「ヒマワリ学生運動」に起源を発し、運動を主導した法学博士、黄国昌氏(42)らを中心に「市民が主役の新たな政治」「富の共有」などをスローガンに掲げ、昨年1月に結党された。今回の立法委員選には、小選挙区に5人、比例区に6人の候補を擁立。既存政党離れが進む若者を中心に支持を集めた。
当選者のうち、台湾の有名なヘビーメタルバンド「ソニック」のボーカルという異色の経歴を持ち、党内随一の知名度を誇る林昶佐(フレディ・リム)氏(39、台北市5区)が国民党の林郁方氏の再選を阻んだほか、黄国昌氏(新北市12区)が国民党のベテラン議員、李慶華氏に競り勝つなど、若い力の勢いを見せ付けた。
17日付蘋果日報によると、黄主席は「人民の付託を忘れずに国会入りしたい。サービス貿易協定監督条例の審議では学生運動の立場を堅持していく」などと抱負を語った。
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