ニュース 政治 作成日:2016年1月17日_記事番号:T00061518
総統選挙と同時に行われた立法委員選挙(定数113)は、最大野党・民進党が議席数を改選前の40議席から28議席増の68議席を獲得し、単独過半数を制した。
中央選挙委員会によると、民進党は小選挙区(定数73)で49議席、比例代表(同34)や先住民区(同6)で19議席を得た。支持基盤の南部では、高雄市、台南市、屏東県、嘉義県・市、雲林県で全議席を制したほか、新北市(定数12)で改選前を7議席上回る9議席を獲得するなど北部でも議席を大きく伸ばした。
今回の選挙戦は、民進党が立法院で単独過半数を制するか否かが最大の焦点だったが、民進党は選挙戦終盤に同党への集中投票を呼び掛け、過半数(57議席)を大きくクリアした。
これに対し、与党国民党は南投県、苗栗県で全議席を守ったものの、丁守中氏、李慶華氏らベテラン議員(いずれも台北市)、基隆市で出馬した郝龍斌前台北市長が落選するなどして、29議席減の35議席を占めるにとどまり、歴史的な惨敗を喫した。
また、「ヒマワリ学生運動」のリーダーの一人、黄国昌主席(42)率いる新興政党「時代力量」は、「第3勢力」として若者を中心に支持を集め、小選挙区で3議席、比例代表で2議席を獲得する善戦を演じた。
このほか、親民党が比例代表で3議席、無党団結聯盟(無盟)が先住民区、無所属が小選挙区で各1議席を獲得した。中台急進統一派の新党、台湾独立派の台湾団結聯盟(台聯)は、比例代表で議席獲得ラインとなる得票率5%に届かず、議席ゼロに終わった。
民進党は2000~08年の陳水扁政権時代に立法院で少数与党にとどまり、議会運営が難航した苦い経験を持つ。立法院での単独過半数獲得は同党の悲願で、スムーズな政権運営の足がかりを得た格好だ。
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