ニュース 政治 作成日:2016年1月17日_記事番号:T00061522
民進党の蔡英文氏の総統選挙当選を受け、同党関係者によると、新内閣の行政院長候補として、▽陳菊・高雄市長▽選挙対策本部の政策ブレーン、林全氏▽陳水扁政権で行政院副院長を務めた林信義氏──らの呼び声が高い。17日付蘋果日報などが報じた。
陳高雄市長(右)は、蔡氏(左)の信頼が最も厚い人物とされる(16日=中央社)
陳高雄市長は中央政府、地方政府での経験が豊富な上、蔡氏に総統選挙対策本部の主任委員に任命されている。陳市長は「高雄に対して責任があり、市長を全うする」と表明しているが、党内では期待感が高い。
林全氏は、蔡氏が2012年の総統選挙で敗北後、シンクタンク小英教育基金会を設立して以降、蔡氏を支え続け、重要政策の企画を担ってきた。産業高度化、年金改革、株式市場などが得意分野で、蔡氏の考えをよく理解しており、最適の人選とみられている。陳水扁政権では行政院主計総処主計長、財政部長を務めた経験がある。
林信義氏は、企業トップの経験があるほか、陳水扁政権で経済部長、行政院副院長を務めた。蔡氏が総統に就任後、▽グリーンエネルギー▽スマート製品▽バイオテクノロジー▽精密機械▽国防産業──から成る5大創新研究開発(R&D)計画を推進する上で、林信義氏の実行力が必要との見方がある。
対中関係については、国家安全会議(国安会)秘書長に呉釗燮・民進党秘書長の名前が上がっている。行政院大陸委員会(陸委会)主任委員は現職の夏立言氏が続投し、中台間に設置されたホットラインを維持するとみられている。
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