ニュース 政治 作成日:2016年1月19日_記事番号:T00061559
本土派政党、台湾団結聯盟(台聯)は立法委員選挙で当選者が出ず、改選前の3議席を失うことになり、黄昆輝主席が18日、引責辞任を発表した。比例代表での得票が2.51%にとどまり、政党補助金の受給資格である3.5%を下回ったことから、林志嘉秘書長は解党も選択肢と発言した。19日付自由時報が報じた。
黄主席は、台聯は中台サービス貿易協定、自由貿易区への中国農産品の輸入開放反対など、馬英九政権の傾中政策阻止で実績を挙げ、一定の任務を終えたと語った。
台聯は2001年、前年に退任した李登輝元総統を精神的指導者として発足。同年の立法委員選挙では13議席(当時は定数225議席)を獲得した。民進党の友党として陳水扁政権に協力したが、陳政権が独立路線を強めたことから存在感が低下し、08年の立法委員選では全議席を失った。12年立法委員選では、李元総統が体調不良を押して総統選の蔡英文候補のために応援演説を行った効果で、比例代表で9%を得票して3議席を獲得していた。
なお、林秘書長は政党の規模を縮小して、世代交代を図って存続させることも選択肢として挙げている。
陳為廷氏、時代力量を離党
ヒマワリ学生運動の流れを組み、立法委員選挙で5議席を獲得した新政党、時代力量は、ヒマワリ運動のリーダーの1人、陳為廷氏がフェイスブック(FB)で離党を発表した。陳氏は新竹市の選挙区に立候補した同党の邱顕智候補の応援を行ったが、邱氏の落選が契機になったようだ。邱氏によると、陳氏は兵役に就いた後、海外留学を計画しているという。
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