ニュース 政治 作成日:2016年1月19日_記事番号:T00061561
安倍晋三首相は18日の参院予算委員会で、民進党の蔡英文主席が総統選で当選したことについて「心から祝意を表明したい。台湾は日本の古くからの友人だ。今後、日本と台湾の協力、人的交流がさらに進んでいくことを期待している」と語った。19日付自由時報などが報じた。
安倍首相は「自由な言論の上に、選挙によってリーダーを決める総統選挙は、台湾の自由と民主主義の証しだ」とも述べた(首相官邸ホームページより)
また菅義偉官房長官も同日の記者会見で蔡氏に祝意を示した上で、蔡氏が日米主導の環太平洋経済連携協定(TPP)加盟に意欲を見せていることについて「日本としては歓迎したい。台湾が高い水準を満たす用意をしつつ、TPPに参加することになれば、地域の安定と繁栄に大きく寄与すると考えており、今後台湾と有意義な議論をしていきたい」と述べた。
岸信夫議員「食品規制解除を」
一方、岸信夫衆議院議員(安倍首相の実弟)は同日、聯合報の取材に応じ、日本政府は台湾が日本産食品、特に福島県産食品に対する輸入規制を解除することを期待していると表明した。
岸衆議院議員は蔡氏が昨年10月に日本を訪問した際に「案内役」を務めていた。岸参院議員は、当時蔡氏に規制を早期に解除してほしいと伝えたと説明。2月1日に新たな立法院が開会後、議席の過半数を占める民進党が早期解除に向けて協力してくれると思うと話した。
台湾は福島第一原子力発電所の事故後に東日本5県産の食品輸入を禁止し、昨年5月には全ての日本産食品に対する規制を強化した。聯合報は、岸衆議院議員が今回「特に福島県産食品」と述べたことから、台湾が▽群馬県▽栃木県▽茨城県▽千葉県──産の食品輸入を再開することで日台は昨年既に合意していると推測した。
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