ニュース 政治 作成日:2016年1月20日_記事番号:T00061590
中国共産党中央紀律検査委員会は19日、中国政府の対台湾政策担当官庁、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の龔清概副主任が「重大な規律違反」を理由に取り調べを受けていると発表した。規律違反の具体的な内容は不明だが、台湾総統選終了直後という微妙な時期だけにさまざまな憶測を呼んでいる。20日付自由時報が伝えた。
龔副主任は、福建省出身で、台商(海外で事業展開する台湾系企業)との関係も深い(19日=中央社)
これに先立ち、中央紀律検査委は昨年10月、国台弁に対する調査後、「対台湾工作で賛助や贈答品を求めたり、業務上私利を得ている状況がみられ、一部幹部について手掛かりをつかんだ」とする報告を明らかにしていた。
中央紀律検査委は台湾総統選終了を待って、立件に動いたとみられる。今後台湾企業などが事件に関与していることが明らかになった場合、波紋を広げそうだ。
龔副主任の規律違反内容について、中台関係筋は、龔副主任が福建省に勤務中、海峡西岸開発のモデル地域である平潭綜合実験区の土地開発をめぐり、何らかの汚職があったのではないかとの見方を示した。国台弁での在任期間が短いため、容疑は国台弁とは無関係との見方も示されている。
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