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党名から「中国」外せ、国民党若手が提案


ニュース 政治 作成日:2016年1月21日_記事番号:T00061612

党名から「中国」外せ、国民党若手が提案

 国民党の総統・立法委員選挙惨敗を受けて、党内若手世代が改革を目指す「草協聯盟」を組織し、そのメンバーの徐巧芯氏らが20日、「中国国民党」の党名を「国民党」に変更する検討を行うことや、台湾主体性に関するテーゼを増やす方向で党の路線を修正することなどを主張した。党広報担当を辞任したばかりの楊偉中・文化伝播委員会副主任委員も、中華民国建国後、孫文が最初に付けた党名である「国民党」に戻すことや、資産の徹底処理、党内の全面的民主化を主張した。21日付自由時報などが報じた。

 しかし、反応は芳しくないようだ。姚江臨中央常務委員は「気持ちが沈み、傷つく主張だ」と発言。李徳維中央常務委員は「改名すれば国民党の歴史を消し去ることができるのか」と批判した。

 こうした発言を受けて徐巧芯氏は、自身のフェイスブック(FB)に「この問題はオープンな議論が可能と主張しただけだ。私は態度を保留する」と書き込みトーンダウンした。

 統一派、新党の王炳中広報担当は「国民党は既に有名無実となった。私は新党が『中国国民党』に党名を変更することを提案したい」と反応した。