ニュース 金融 作成日:2016年1月21日_記事番号:T00061622
英金融大手バークレイズは、業績不振を理由に21日にも台湾からの撤退を発表する見通しだ。銀行部門、証券部門で50~60人全員が解雇されるとみられる。21日付蘋果日報が伝えた。
同行は蘋果日報の取材に対し、バークレイズの香港法人や台湾地区総経理は、撤退説に関する説明を避けた。
ただ、バークレイズ台北支店の行員は「本来中国市場から撤退する予定だったが、中国担当の最高経営責任者(CEO)が、いったん撤退すれば15年間は再進出できないと強く主張し、中国撤退を撤回した。しかし、台湾については行員の権益が無視された」と内幕に言及した。
バークレイズは2005年に台湾に台北支店と現地法人の台湾バークレイズ・キャピタル証券を設立。主に法人顧客を対象に投資銀行業務を行っていた。2014年には海外の投資商品の購入を違法にあっせんしていたとして、金融監督管理委員会(金管会)から1,200万台湾元(約4,200万円)の罰金処分を受けている。
市場関係者によると、バークレイズの台湾業務は停滞していたとされ、台湾撤退説は昨年末から流れていた。
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