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イーメモリー、車載用ICの設計完了


ニュース 電子 作成日:2016年1月21日_記事番号:T00061633

イーメモリー、車載用ICの設計完了

 シリコンIP(知的財産)プロバイダー、力旺電子(イーメモリー・テクノロジー)は、車載用液晶パネルのコントローラICに応用可能な新技術「ネオヒューズ」がこのほどテープアウト(顧客向け設計完了)の段階に達し、近く大手ファウンドリーが量産に入ると発表した。イーメモリーは車載用IC市場に進出を果たすことになる。21日付工商時報が伝えた。

 ネオヒューズは車載用電子部品の信頼性規格「AEC-Q100」でグレード1を満たしている。

 従来技術ではコアデバイス以外にデータ書き込みに高電圧を要するI/Oデバイスが必要だった。しかし、新技術ではI/Oデバイスが必要なくなり、コアデバイスだけで動作するようになった。コアデバイスはプログラミング時には9Vの高電圧に耐え、データ読み取り時に1.0Vの低電圧を使用する。プログラミング時には独特の回路設計で高電圧によるコアデバイス破壊を防ぐことに成功した。

 同社は「従来の2段階の電圧による動作方式を完全に変えるもので、高い評価を受け、車載用IC業者に採用された」と説明した。