ニュース 社会 作成日:2016年1月22日_記事番号:T00061635
総統選で当選を果たした民進党の蔡英文主席は愛猫家として知られ、自身も2匹のネコを飼っている。そのうちの1匹、「想想」はもともと台風災害時に土石流の中から救出されたネコで、蔡氏の総統就任後、もう1匹の「阿才」ともに官邸入りするとみられることから「野良猫から『ファーストキャット』に大出世を果たす」と話題を呼んでいる。
総統選が終わって一息ついた蔡氏は、「ネコと居るときが一番楽しい」と語る(中央社)
「想想」は2012年に台湾東部に大きな被害をもたらした台風9号(アジア名・サオラー)が来襲した際、花蓮県の土石流被災地を視察していた民進党の蕭美琴立法委員が見つけた野良猫だ。当時まだ子猫だった「想想」は母猫からはぐれ、救援車両の行き交う中を全身泥まみれで徘徊(はいかい)していたため、蕭氏がこのままでは車にひかれる可能性があると思い保護した。
その後、蕭氏が「想想」を台北に連れ帰り、ネコ好きとして知られる蔡氏に電話で「あなたに猫を見つけてきた」と話していた際、「想想」が電話口で甘い鳴き声をあげたことから、「縁がある」と考えた蔡氏が引き取ることになった。
一方、同氏が飼っているもう1匹の「阿才」は昨年、台東県の集落にあるパイナップル畑で遭遇し、農園主から譲り受けたネコで、2匹とも東部出身ということになる。
蔡氏は家族から日本語の「ねこ」というあだ名を付けられるほど子供のころからネコが好きで、遊ぶ時も寝る時もネコと一緒に過ごしていたという。
そんな彼女の総統当選に、愛猫家からは「ついにネコ好きが台湾を統治する時代が来た」と喜びの声が上がっているが、蔡氏に「想想」を引き合わせた蕭氏は「これをきっかけに市民が身近な動物に関心を寄せ、ペットを購入する代わりに野良猫や野良犬を引き取るケースが増えれば」と期待を寄せている。
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