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国民党主席補選、郝龍斌氏も出馬表明


ニュース 政治 作成日:2016年1月22日_記事番号:T00061640

国民党主席補選、郝龍斌氏も出馬表明

 総統選・立法委員選敗北で引責辞任した朱立倫主席の後任を選ぶ国民党主席補選で、洪秀柱・立法院副院長に続き、郝龍斌前台北市長も21日、出馬を表明した。告示は週明け25日。22日付聯合報が伝えた。


郝氏は、党の存続と発展が重要で、自身のポストは重要でないと述べた(21日=中央社)

 郝氏は中央と地方、党と党員、党と民衆の間に生じた溝に懸念を表明した上で、「現在党が必要としているのは再建ではなく再生だ」と強調。

 郝氏はまた、「呉敦義副総統は自分よりも中南部の庶民や本土派の価値観を理解している。呉副総統が私を説得できるならば、党員として支持する用意がある」とも述べた。自らの出馬宣言を通じ、呉氏に出馬を迫ったとも取れる発言で、呉氏の動向に注目が集まる。

 ただ、呉氏は「党内の団結のためには、現時点では不出馬の意向だ」と述べ、出馬には消極的だ。

 一方、党内では党名の「中国国民党」から「中国」の2文字を取り除くべきだとする議論がある。

 これについて、洪氏は「党名を変えれば、歴史が忘れられる」とし強く反対。郝氏も「党の価値観が民意に近づけるかが最も重要で、党名変更に大きな意義はない」と慎重姿勢を示した。