ニュース 金融 作成日:2016年1月22日_記事番号:T00061644
モバイル決済サービス事業者の台湾行動支付(TWMP)は、TSM(信託サービス管理)方式に続き、HCE(ホストカード・エミュレーション)方式の決済システムの構築を完了した。22日付工商時報が伝えた。
既に中国信託商業銀行(CTBCバンク)、国泰世華商業銀行(キャセイ・ユナイテッド・バンク)、台新商業銀行、聯邦商業銀行とシステムを接続済みで、金融監督管理委員会(金管会)の認可が下りるのを待って、3月にもサービスを開始する予定だ。
HCEは近距離無線通信(NFC)を利用した決済方式でもセキュアエレメントを必要とせず、個人情報をクラウド上で管理するのが特徴。従来のTSM方式で必要だったSIMカードの交換、クレジットカード再申請などの複雑な手続きが不要となるため、モバイル決済普及の起爆剤になると期待されている。
HCE方式のシステムは、台湾行動支付のほか、玉山商業銀行のように独自に導入しているケースもある。TSM方式のモバイル決済は現在23行が導入しているが、各行ともHCE方式の導入で追随する見通しだ。
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