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市販の上海ガニなど、有害物質を検出


ニュース 農林水産 作成日:2016年1月22日_記事番号:T00061645

市販の上海ガニなど、有害物質を検出

 衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は21日、各地の魚市場や量販店、スーパーマーケットなどで販売されている魚介類の残留薬物を検査した結果、サンプル60点のうち9点から有毒物質を検出したと発表した。


カルフールで販売されていたウケグチヒイラギ(TFDAリリースより)

 調査は昨年9月から11月にかけ実施されたもので、有毒物質が検出された魚介類は、▽ウケグチヒイラギ(台湾名・金銭仔)、4点▽スッポン、4点▽チュウゴクモクズガニ(上海ガニ)、1点──などだった。

 このうち、カルフール(家楽福)高雄鳳山店で販売されていたウケグチヒイラギからはロイコマラカイトグリーンが0.0006ppm、大潤発(RTマート)斗南店(雲林県)ではチュウゴクモクズガニからフラゾリドンの代謝化合物である3-アミノ-2-オキサゾリドン(AOZ)が0.02ppmそれぞれ検出された。

 また、スッポンからは抗生物質のトリメトプリムが0.02~0.26ppm検出された。いずれも残留が一切認められていない有害物質だ。

 TFDAは既に問題の魚介類を店頭から撤去するよう求め、流通経路の解明に乗り出し、既に一部業者が罰金処分を受けた。