ニュース 金融 作成日:2016年1月22日_記事番号:T00061647
金融監督管理委員会(金管会)銀行局の呂蕙容副局長は21日、英金融大手バークレイズのアジア太平洋地域の主管が金管会に対し、バークレイズ台北支店と台湾バークレイズ・キャピタル証券を閉鎖すると説明したことを明かした。市場では、バークレイズは世界で1,000人規模の人員削減を実施する計画で、アジア業務を縮小、台湾や韓国などから撤退するとの観測が出ている。22日付経済日報などが報じた。
呂副局長によると、バークレイズ台北支店の法人顧客は205社、資産管理規模は300億台湾元(約1,000億円)で、従業員は22人、台湾バークレイズ・キャピタル証券の従業員は33人。現時点で閉鎖時期は未定で撤退に関する正式な申請は受けていないという。
金管会の資料によると、バークレイズは1990年に台北支店を設立し、95年に撤退、05年に再設した。証券業務は96年にバークレイズ証券を設立し、98年に営業譲渡、11年に台湾バークレイズ・キャピタル証券を設立した。
ある従業員は、証券部門で既に8人が解雇されたが、解雇手当は0.5カ月しか出なかったと話した。今後の銀行、証券業務の閉鎖でフロントオフィスの従業員から順に解雇されると予測している。
市場では、外資系金融機関の撤退が続くとの懸念が出ている。
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