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有給休暇の上限撤廃、ガマニアが台湾初の試み【表】


ニュース 商業・サービス 作成日:2016年1月22日_記事番号:T00061648

有給休暇の上限撤廃、ガマニアが台湾初の試み【表】

 オンラインゲーム大手の遊戯橘子数位科技(ガマニア・デジタル・エンターテインメント)は21日、従業員に付与する有給休暇の上限を撤廃し、無制限に取得できるようにしたと発表した。台湾産業界初の試みで、影響と効果が注目される。22日付経済日報が報じた。

 同社では米シリコンバレーの企業などの例を参考に昨年より同制度を試験的に導入した結果、予想以上の効果があったため、今年から従業員約800人に対象を拡大することを決めた。有給休暇は申請するだけで取得でき、上司の許可は必要ない。 

 劉柏園同社董事長は「優秀な従業員とは効率よく業務を終えられる者であり、労働時間が最も長い者ではない」と述べ、従業員に業務効率の責任を持たせることが制度導入の趣旨だと説明した。有給休暇の取り過ぎによる悪影響も懸念されるが、上司に従業員の業務進度に連帯責任を持たせることで防ぐ考えだ。 

 同社は男性社員による育児休暇や、同性愛者の結婚休暇、誕生日休暇、管理職者に対する強制休暇を導入するなど、休暇制度にさまざなアイデアを凝らしている。